2023年6月24日土曜日

秘仏



秘仏(ひぶつ)とは、信仰上の理由により非公開とされ、厨子などの扉が閉じられたまま祀られる仏像を指す。
と辞書には記載されています。
なんとなく謎めいた雰囲気が漂っていて、興味をそそられる方も多いのではないでしょうか。
その秘仏が一生秘仏のものもありますが何年かに1度御開帳されるものもあります。
5年ぶり、10年ぶり、などさまざまありますが、今年は70年ぶりに御開帳される秘仏があります。
確実に今回をのがすと生きているうちには拝むことは不可能です。
滋賀県「石馬寺」十一面千手観世音菩薩立像(秘仏:一代の住職が生涯一度だけ御開帳)
です。
秘仏は快慶作と言われています。
脇侍は運慶作。
そんな立派な仏像を拝める機会はなかなかありません。
私は確実に会いにいってきます。
皆様も是非足を運んでみてください。




 

2023年6月17日土曜日

仏像いろは part3



世界の巨大仏ランキングの紹介です。
奈良の大仏も相当大きいな~と感じていましたが世界にはもっともっと大きな仏像があります。

1位 魯山大仏

中国(河南省魯山県):像高108m 台座100m(蓮華座は20m) 総高208m

2位 九华山地藏菩萨露天大铜像(九華山地蔵菩薩像)

中国(安徽省 九華山):像高76m 台座56m(蓮華座は23m) 総高155m

3位 南山海上観音聖像

中国(海南島南岸 三亜市):像高108m 台座27m 総高135m

魯山大仏は鎌倉大仏の14倍になるそうです。
どれだけ大きいのか想像もできなくなってきました。
世界1位の巨大大仏を実際に見てみたいと思い、いつか中国に行ってみようと思います。

 

2023年6月10日土曜日

仏像いろは part2

 



仏像といっても年代もまちまちでたくさんありますよね。
実は仏像の顔や衣装にも流行があったのです。
飛鳥時代:面長・異国風
奈良時代:卵形・目は切れ長
平安時代:丸顔・低い鼻
鎌倉時代:つりあがった目・武士好み
室町・江戸時代:素朴
あなたはどの時代の仏像が好みですか?

2023年6月3日土曜日

仏像いろは part1

 

今日は仏像についていろいろ紹介いたします。
仏像にもランクがあるのをご存じでしょたか?
大きくわけると4階層に分かれています。
天部は、仏教世界を守護する役割
明王は、慈悲の怒りをあらわしたもの
菩薩は、如来になることを約束された修行中のもの
如来は、悟りを得たもの
人間界ですと社長~一般社員の階層に似ていますよね。
仏像もそれぞれ修行をして如来になれるようにがんばっているのです。
中には修行があまりにも長すぎて髪の毛が(正式には螺髪)伸びすぎてしまった仏像もあります。
とってもユーモラスで親近感がわきます。
昔の方は生活の中に仏像が溶け込み近しい存在だったのでしょうね。