2011年9月24日土曜日

社日

皆様の生まれはどこでしょうか?
生まれた土地に感謝する日があるのをご存知でしょうか?
「社日」といわれ、生まれた土地の神様(産土神)を祀る日です。春と秋の2回行われ、春のものを春社〔しゅんしゃ/はるしゃ〕、秋のものを秋社 〔しゅうしゃ/あきしゃ〕といいます。春分(3月20日頃)と秋分(9月23日頃)のそれぞれに最も近い戊〔つちのえ/いぬ〕の日を指します。
福岡県嘉穂郡では、社日には海辺へ出て清い海砂を持ち帰り、家の内に敷きます。これは家を清める役割があるそうです。長野県小県郡では土地(田) の神様 が、春に山から里へ降り秋になると山へと帰っていくと考えられているため、社日には餅をついてお祝いします。また、京都府中郡では、朝早くから東 に位置す る寺やお地蔵さまにお参りして日の出を向かえます。その後順次に南を廻って西へ行き、日の入りを見送るという風習があるようです。社日は、その地 域ごとの 神様を祝うので行事の形は様々です。
あなたのお家も1年に2回くらいは、土地のお清めをすると良いでしょう。
住んでいる土地を清めると、そこに生活している人も浄化されますので快適に日々生活できるのです。
ぜひ実践してみてくださいね。


      
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2011年9月16日金曜日

ともしび

今日は、本の紹介をさせていただきます。
小学館から発行された「ともしび」という本です。
これは、たまたまネットで偶然にも目にとまった本でした。表紙を見て気になり取り寄せたものです。被災者からみた被災地の記録です。東北の小さな会社で社員が数名しかいないプロダクションが編集したものです。
今までに東日本大震災に関する本はたくさん発行されていましたが、ここまで被災者によりそった本は初めて読みました。
もちろん悲しい内容もありますが、どれも生きる力がわいてくる内容でした。
ともしびとは辞書で意味を調べると「あかり」と書いてあります。
人間は窮地にたたされたときに心のともしびを忘れずにいれば必ず生きていけると感じます。
ぜひ、お時間がれば皆様も読んでみてください。
生きる力が湧いてきます。
そしてあなたの心に湧いたともしびをあなたの愛する人々へわけあたえてくださいね。

2011年9月13日火曜日

生きたくても生きれなかった人がいること。

まだ暑い日が続いていますね。秋の気配はまだ遠くにあるようです。
3月11日の震災から半年が経過しました。時間の流れを感じます。
最近では台風が和歌山県、奈良県などで猛威をふるい、多くの命が奪われました。
天災が続いていますね。
私個人の話で恐縮ですが、和歌山県は第二の故郷と呼べるくらい大好きな場所です。
那智の滝、那智大社、熊野本宮などたくさんの聖なる場所があります。私自身究極にパワーダウンした際には、時間をつくって出向いておりました。
その故郷が天災でひどい状況になっているのを映像で見たときは、ショックを受けました。
なぜ、こんなにもひどい状況に日本があわなければいけないのか?とも思いましたが、考えてみると日々世界中には天災で被災してしまう方が多くいらっしゃるのも事実です。
日本のみと狭い了見で物事を見るのではなく、広い視野で物事を捉えなければいけませんよね。
世界には、貧困で毎日たくさんの方が亡くなったり、戦争で日々多くの犠牲者がでる国もあり、洪水などで被災する方も多くいます。
戦争などは人的被害かもしれません。
しかし、命が奪われるといった観点からみると同じかもしれません。
生きたいのに生きられなかった命もあれば、自ら命を絶つ人もいます。
日本は自殺大国といわれています。
年間3万人以上が自殺をしています。これはあくまでも公式な発表であり、自殺予備軍はさらに多くいるはずです。
経済大国には自殺者が多く、そうでないどちらかというと貧しい国には自殺する者が少ないという統計がでています。
日本もかつては、戦後の成長期には自殺者は少なかったと言われています。
私は、医師でも評論家でもないので詳しくは述べませんが、スピチュアルな観点からいわせていただくと、自殺した方の魂は非常に苦しむということです。
自殺者の霊で、自殺してよかったといっている方に私は会ったことがありません。
ですから、死んだら楽になるのではないか?という思いは間違っています。
もし、あなたが心が疲れているのなら、生きたくても生きれなかった多くの人がいることを思い出してください。
何か、感じるものがあることを祈ります。







         
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2011年9月4日日曜日

重陽

9月9日は、暦で表すと「重陽」という日です。陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています。
日本では奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています。
古代中国では菊は「翁草〔おきなくさ〕」「千代見草〔ちよみくさ〕」「齢草〔よわいくさ〕」と言われ、邪気を祓い長生きする効能があると信じられ ていました。
その中国の影響を受けて日本では、8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈っていました。また、菊に関する歌合わ せや菊を 鑑賞する宴が催されていたそうです。 現在でも、9日に行われるとは限りませんが、菊のコンクールや鑑賞を行う風俗は残っています。
京都の上賀茂神社では、無病息災を祈る重陽の節会が現在でも行われています。

あなたのご自宅にもこの時期ご自宅に菊を一輪飾ってみてはいかがでしょう。


     
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