2011年7月31日日曜日

お中元

お中元の本来の意味をご存知ですか?
現在行われているお中元は、一年の上半期のくぎりの意味で、7月上旬から15日ころまでの間に、日ごろお世話になっている人に、贈り物をします。
本来は、祖先の魂祭りで、嫁いだり、分家した一族の者が親元に集まってきました。このとき、祖先の魂にささげる物をそれぞれ持ち寄ったのが、お中 元の贈答の起源です。
日本古来のしきたりが未だに根付いているのはすばらしいですよね。
今は配達事情が進化し、贈り物だけを送ってしまうということができますが、かつては、贈り物を持ち、暑い中お世話になった方の家へ訪問していまし た。
私は、顔を見てご挨拶や日頃のお礼をのべるのが良いと思いますが、色々な事情により直接赴くことが出来ない場合には、発送しても良いと思います。
ただし、直筆のお手紙をつけるのが礼儀です。
直筆には、字に魂がこもりますので、受け取った相手にもそれが伝わります。
それこそが心のこもった贈り物になるのではないでしょうか?
筆離れしているといわれる現代人ですが、一年に数回くらいは筆をとってみてはいかがですか?
言葉の使い方の難しさや日本語の綺麗さなどが実感できるはずですよ。


 


    
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