2021年5月15日土曜日

神の住む場所 神居古潭(かむいこたん)


北海道に行かれた方は多いと思いますが、こちらの景勝地はなかなか行ったことがない方が多いのではないでしょうか。
「神の住む場所 神居古潭(かむいこたん)」
旭川にあり、アイヌの方々から神聖な場所として崇められています。

石狩川が上川盆地から石狩平野に流れる境に位置するこの峡谷は、アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれ、古くよりアイヌの人々の聖地とされてきました。峡谷を形成する緑泥片岩は1億年以上という気の遠くなるような長い年月をかけて石狩川の流れによって浸食され、アイヌの人々の伝説に登場する奇岩やおう穴群(天然記念物)を形成しました。急激に川幅が狭くなるため流れが激しく、深く、かつては行き交う舟がよく転覆し、アイヌの人々は峡谷に住む魔神の仕業と恐れていたようです。悠久の時の中で形成された峡谷が春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪などに美しく彩られる姿は、私たちの目を1年中楽しませてくれます。
旭川までいかれた時には足を延ばしてみてください。


 


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