2011年12月15日木曜日

年賀状

12月になると、年賀状を作成している方もたくさんいると思います。
近年はパソコンなどの普及によりメールでの挨拶に変更している方も多いとききますが、年賀状を送る風習は長い間維持されていますね。
いつ頃からこの風習がはじまったかといいますと、昔は1年を2期に分けて考えており、その始まりが正月と盆でした。人々は期の始まりに、贈答品を 持って「今期もよろしく」と挨拶回りに走り、もしく は挨拶の集いに参加しました。江戸時代では、武家仲間から親戚関係、ご近所などの家を、なんと元旦から1月末まで毎日回り続ける人もいたそうで す。身分の 高い人は訪問を受け、低い人は訪問回りする役でした。しかし、さすがに遠方のお宅には訪問することができないので、江戸時代の身分のある人々は飛 脚便など を使って書状や贈り物を届けました。
これらの習慣が明治6年に日本のハガキ郵便配達が始まったのを機に、遠方以外の人にも挨拶状を送る習慣が広まっていきました。
私は、なかなか普段会う事ができない方から年賀状を頂くと、元気な姿を想像できてなんとなくうきうきしてしまいます。
たった一枚のはがきから受け取った人がこんなにもうれしい気持ちになるのは不思議ですね。
一枚一枚気持ちを込めて書き、送りましょう。
必ず気持ちは伝わりますよ。





     
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